差し茅・苔~茅葺き屋根のお手伝い~

今日の日中は暖かかったようですね。

寒くはなかったのですが、結構山の中のだったので曇ったりすると肌寒かったです。

自分の住んでいる海側の方が暖かいんだなと改めて思わされました。

差し茅

今日のお宅は、傷んでいる箇所だけを替える差し茅でした。

簡単に言えば、傷んでいるのを抜いて、新しいのを差し込んでやるという事です。

葺き替えと違ってチョコチョコとやるので、写真のように斑になります。

段々と馴染んでいき、古い所との違いは分からなくなっていきます。

裏大平

裏側の大きな屋根面ってことですね。

苔むして良い感じと言いたいのですが、やる人からしたらそうではないようです。

見事に茅は土に還ってました。畑に入れてやると良い肥料になるそうです。

山を背にしているとやはり日当たりの関係もあり、乾きが悪いので苔などが付きやすいですし、腐葉土のようになり易いです。

茅がダメになっていても苔によって表面がコーティングされているようになって雨漏りを防いでくれたりもします。それでも程度問題ですけどね。

下手に弄繰り回さない方が良いという事があると知っておけばよいそうです。

話しを聞いて、見ることが肥やしですね。